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マイクロソフト・ゲイツ会長、都内の小学校を訪問、記念スピーチ

2003/02/26 09:52
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 マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が2月25日、東京・千代田区立昌平小学校に来校し、同校や岡山県の小学生や中学生に対しテレビ会議などを通じて講演を行った。同会長が日本の小学校に来たのは初めて。

 同社や国内18社の教育系企業が昨年5月に設立した学校のブロードバンド化を支援する「ブロードバンドスクールコンソーシアム」構想の一環となる記念イベント「ビル ゲイツ 子供たちに科学の夢を語る」と題して実施。このなかで同会長は、「2010年には宿題をパソコンで行う時代が来る」と、子供たちに語りかけた。

 ゲイツ会長はこの日、無線LANによる子供1人1台のノートパソコン環境で行われた社会科の授業を参観。自らも同社のOSを乗せたタブレットPCを持ち歩き、学校関係者に質問しながら授業を堪能した。その後、体育館で、約200人の子供や教師に向けて約10分間の記念スピーチを行い、子供との質疑応答などを実施した。この模様は、ブロードバンド経由で岡山市立西小学校にもライブ中継された。

 記念スピーチで同会長は「私が学生の頃は、パーソナルコンピュータは憧れの機器だった。この思いを多くの人達に届けようとウィンドウズというソフトウェアを開発した。これにより、今の子供たちは学校でコンピュータを使った授業ができるようになった。これからは、キーボードだけでコンピュータを使う時代から、ペンや音声などを使ったものへ変化していく。経済は悪化しているが、コンピュータのチップは急激に進化しているので、この世界の科学には夢があり、皆さんにもコンピュータを使ってさまざまなチャンスをつかむことができる」と述べた。参観した授業については、「ワイヤレス環境で行う授業には、とても勇気づけられた」と感想を語った。

 子供たちからの質疑応答では、同区立練成中学校2年生の福井悠生さんが「私もマイクロソフトが開発したゲーム機『Xbox』やウィンドウズを使っています。このゲームやソフトの開発にはどの位の時間がかかるのか」との質問に対し、同会長は「Xboxは2年半、ウィンドウズはバージョンアップに3年の歳月が必要。今度は、ウィンドウズXPの後継版として現在、『ロングホーン(コードネーム)』というソフトの開発に力を入れている」と、同社の宣伝も忘れていなかった。

 同会長はこの後、日本で電子政府・自治体の政府関係者らと会い、オープン化待望論が広がり守戦に回っている同社の立場を優位に進めるきっかけをつかみたい考えで、この日の来校はそのデモンストレーション的な意味合いがあったとも言える。

 一方、ブロードバンドスクールコンソーシアムでは、岡山県の小学校2校と同区内の全小学校にノートパソコンを無償支給し、学校内に無線LAN端末を設置したブロードバンド環境でコンピュータを教育利用する実証実験を行っている。今後の実験報告は同コンソーシアムの公式サイトで公開している。

マイクロソフト
ブロードバンドスクールコンソーシアム

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