市場調査会社comScoreが発表したデータによると、AppleのiPadが発売されてたった2年で米国のタブレット市場は「クリティカルマス」に到達し、スマートフォンユーザーのほぼ4人に1人は2012年4月までの3カ月間でタブレットも利用しているという実態が明らかになった。
comScoreの調査結果によると、スマートフォンユーザーに占めるタブレットユーザーの割合は前年同期の9.7%から今年は23.6%へと2倍以上に増加している。また、フィーチャーフォンユーザーのうち、タブレットを併用しているユーザーが10.4%に留まっていることを考えた場合、「現在の市場において、スマートフォンユーザーは高い確率でタブレットを導入していることが分かる」という。
comScoreのモバイル担当シニアバイスプレジデントであるMark Donovan氏はこの調査結果に関する声明のなかで、「タブレットは歴史上、最も急速に普及したコンシューマー技術の1つであり、これによって人々の出先での、さらに特筆すべきは家庭内でのデジタル世界との接し方に革新的な変化がもたらされた」と述べている。
また同氏は、タブレットユーザーのうち9.5%がほぼ毎日のようにタブレットを使って動画を鑑賞しており、その割合がスマートフォンユーザーのほぼ3倍に達しているという調査結果について、「動画の観賞には、スマートフォンの小さな画面よりも、タブレットの大きな画面の方が向いている」という点を指摘している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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