[ウェブサービスレビュー]スクリーンショットを24時間だけ共有できる「Gyazo24」

Yuki KAN
内容:「Gyazo24」は、スクリーンショットをオンラインで共有するためのサービスだ。範囲を選択した瞬間にアップロードが行われ、共有が可能になる。24時間経過すると自動的に消去されるので、一時的にスクリーンショットを相手に見せたい、不特定多数に公開したいという場合に向いている。

 「Gyazo24」は、スクリーンショットをオンラインで共有するためのサービスだ。範囲を選択した瞬間にアップロードが行われ、共有が可能になる。24時間経過すると自動的に消去されるので、一時的にスクリーンショットを相手に見せたい、不特定多数に公開したいという場合に向いている。

  • 「Gyazo24」トップページ。同様のコンセプトを持つサービス「Gyazo」の派生サービスという位置づけだ(運営元は異なる)

 利用にあたってはWindows/Mac用のクライアントソフトが必要になる。ダウンロードして解凍したのち、実行ファイルをダブルクリックするとマウスのポインタが十字の形になるので、デスクトップ上の切り取りたい範囲をドラッグして選択する。範囲選択が完了すると即サーバへのアップロードが行われ、画像がブラウザに表示される。あまりに瞬時なので、ローカルに置かれたまま表示されているのかと勘違いするほどだ。あとはURLをコピーして、メールやメッセンジャーサービス、SNSなどに貼りつけ、見せたい相手に送ればよい。

 アップロードは確認メッセージもなく範囲選択完了後すぐに行われるため、操作の手間がかからない反面、範囲選択に失敗した場合もそのまま公開されてしまうリスクを伴う。このサービスの元になった「Gyazo」では、有料会員にならなければこの画像を削除できなかったが、Gyazo24では24時間後に自動的に削除されるため、意図しない画像をアップロードした場合でも、放置しておけば翌日には消えてしまう。セキュリティと手間の折り合いを考えると、ベターな仕様だと言えるのではないだろうか。

 その反面、24時間を超えて公開する方法は用意されていないため、さらに長期間公開し続ける必要が出てきた場合は、公開されている間にローカルに保存し、別のサービスに再度アップロードするなどの対応が必要になる。したがって一時的に公開するという用途に限定したサービスということになるが、チャットやTwitterなど即時性の高いコミュニケーションツールで、手間をかけずにキャプチャを相手に見せたい人にとっては、便利なツールとなりうることだろう。なお、Twitterとの連携を強化した派生サービスに「GyazoTwit」がある。

  • サイトからWindows/Mac用のクライアントソフトをダウンロードし、解凍する。これはWindows用。インストール不要で動作する

  • ダブルクリックして起動するとポインタが十字の形に変わり、範囲選択が可能になるので、デスクトップ上の必要なエリアを選択する

  • 選択範囲のピクセル数がポインタの周辺に小さく表示されるので、これを参考にしつつ任意のサイズで切り取ることもできる

  • 範囲選択が終わると、キャプチャされたエリアがPNG形式で即アップロードされ、ブラウザで表示される

  • アップロードした画像は24時間経つと自動的に削除される。その後も使用したければ、削除される前にローカルに保存してほかのサービスにアップし直すなどすればよい

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