今後は、誰でも「Android」アプリケーションの設計者になれる。
これまでは利用の申し込みをしたユーザーだけに提供されていたGoogleの「App Inventor for Android」が、独自の「Android」搭載スマートフォン用アプリケーションを開発したいと考える人なら誰でも無料で利用できるようになった。App InventorはGoogle Labsで試験的に行っている取り組みの1つで、こうしたアプリケーションを開発するための環境をユーザーに提供するものだが、ユーザーにプログラミングスキルは一切必要ない。
Googleのブログによると、App Inventorを初期に導入したユーザーは、オンラインチュートリアルに従って段階を追って視覚的にアプリケーションを構築することにより、すでにいくつかの優れたプログラムを開発してきたという。こうしたプログラムの中には、子ども向けの単語学習アプリケーションやバスの時刻表管理ソフト、さらには『ハリー・ポッター』シリーズについてのクイズにプロポーズの言葉を紛れ込ませた求婚のためのアプリケーションまである。
アプリケーション自体はPC上で構築するが、その後携帯電話と同期させ、自作アプリケーションがモバイル機器上でどう見えて、どう機能するかを確認できる。開発者の力量しだいで、アプリケーションは単純にも複雑にもなる。Googleはまた、ユーザーがApp Inventorのディスカッションフォーラムを通じて、Android用アプリケーション構築に関する自分の体験と疑問を共有するよう奨励している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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