Microsoftから、検索に変化をもたらすウェブアプリケーションが登場した。あるトピックに関連した自分だけのウェブアルバムを作成できるというものだ。
「Montage」というこのアプリケーションは、パリで現地時間12月8〜9日に開催された「LeWeb」カンファレンスで披露された。Montageは事実上あらゆるトピックやキーワードに使用できるもので、ユーザーが任意のトピックを入力すると、各種ニュースサイトや「Twitter」「YouTube」など、さまざまな情報源から関連する記事や写真を集めたウェブページが生成される。ユーザーはページをカスタマイズしてレイアウトを変更したり、ページの各セクションに表示される情報源を変えることもできる。完成したページは保存して公開したり他のユーザーと共有したりすることが可能だ。
Montageの利用を開始するには、例えば「Steve Jobs」などの単語やフレーズを「Create」フィールドに入力するだけでいい。同アプリはそれに応じて、Appleの最高経営責任者(CEO)に関する最新のニュースや写真を集めたページを作成する。ユーザーはデフォルトのレイアウトをそのまま利用することも、行や列を変えて異なるレイアウトを試すこともできる。好みのレイアウトが完成したら、今度はページの個々のセクションやウィジェットについて、削除やレイアウト変更、表示される情報源の変更といったカスタマイズが行える。
Montageでは、ニュース記事、RSSフィード、Twitterのタイムライン、画像、YouTubeの動画など、複数のソースからコンテンツを収集できる。各セクションは元のニュースソースにリンクしているため、リンク先で記事全体を読むことが可能だ。各セクションのコンテンツは、特定のニュースソースを指定した場合には同じ表示内容が保存され、Twitterのフィードを指定した場合には自動的に更新される。
ページの設定が完了したら、ユーザー自身の「My Montage」ページに保存して、Montageのパブリックギャラリーで公開したり、「Facebook」やTwitterを通じて共有したりできる。またギャラリーでは、他のユーザーが作成したページを検索、閲覧することもできる。
Montageを開発したのは、Microsoftがソーシャルコンピューティング関連プロジェクトを専門に手がけるラボとして2009年に新設したFuture Social Experiences(FUSE)Labsだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス