ノルウェーを本拠とするOpera Softwareのスマートフォン向け機能強化版ブラウザで、「Android」OSに対応した「Opera Mobile」に2つの重要な機能が加わることになった。その2つとは、HTML5動画と、Adobe Systemsの「Flash Player」プラグインへの対応だ。
「新たなウェブテクノロジが取って代わろうとしているが、Flashの時代はまだしばらく続くだろう。ユーザーの携帯電話にFlash Playerがインストールされている限り、Operaはこれをサポートし続ける」と、同社モバイルチームに所属するPavel Studeny氏は、現地時間12月4日付のブログ投稿の中で述べている。
HTML5動画は、Flashの市場を侵食しているテクノロジの1つで、これを使えば開発者は動画を画像と同じようにウェブページに直接埋め込むことができる。Flashと並行して、HTML5への対応も進めているとStudeny氏は述べているが、2つの機能の導入時期については明らかにしていない。
Androidに対応したOpera Mobileは、現在ベータテストの段階にある。このブラウザと最も直接的に競合するのはAndroidの内蔵ブラウザだが、「Firefox」のモバイル版(こちらもベータテスト中で、第3ベータ版がまもなく公開となる)やその他いくつかのブラウザもライバルとなる。GoogleはAndroidに他のブラウザをインストールすることを許可しているが、Appleはブラウザの選択肢に関して、内部に「iOS」のブラウザエンジンを備えたユーザーインターフェースを持つブラウザしか許可していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス