ネットレイティングスは11月29日、ニールセン・オンラインのインターネット利用動向調査「NetView」10月分データをまとめ、発表した。調査によると、「Yahoo!モバゲー」の正式版オープンにより、「Yahoo!ゲーム」の訪問者が大きく増加していた。
Yahoo!モバゲーは、ヤフーとディー・エヌ・エー(DeNA)が共同で提供するPC向けソーシャルゲームサイトだ。9月21日よりベータ版を公開し、10月7日に正式版に移行した。これにより、9月以前は500万人前後で推移していたYahoo!ゲームの訪問者が、10月には835万人と大きく増加。Yahoo!モバゲー単体の訪問者も、Yahoo!ゲーム訪問者の65%にあたる541万人となっていた。
Yahoo!モバゲー正式オープンによるYahoo!ゲームの訪問者の大幅増加について、ネットレイティングスでは、テレビCMやYahoo!サイト内告知など、大々的なプロモーション活動の効果があったと分析している。
DeNAが単体で運営するモバイル向けソーシャルネットワークサービス(SNS)「モバゲータウン」は10代、20代のユーザーが中心であるため、Yahoo!モバゲーではPC経由で30代以上のユーザーを取り込むことを狙っている。Yahoo!モバゲーの訪問者の年代別構成を見ると74%が30代以上となっており、「見込み通りの結果につながっている」(ネットレイティングスシニアアナリストの鈴木成典氏)という。
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