Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるSteve Jobs氏が宣言したように、新しい「MacBook」が「ノートブックの未来」ならば、その未来は幸先の良いスタートを切ったようだ。ただしそれはAppleにとって、ということだが。
市場調査会社ChangeWave Researchが米国時間11月18日に公開した報告書によると、MacBookに対する消費者の関心は、10月に発表された2モデルの「MacBook Air」が原動力となって急速に高まっているという。ノートPCの購入を計画している消費者のうち、MacBookを購入すると答えた消費者は実に36%にのぼり、1カ月前の前回調査から11ポイント増加したと、報告書では述べている。
ChangeWaveは、「簡単に言うと、AppleのMacBook製品購入を計画している人の割合は、当社の調査としてこれまでで最も高い水準に達した」と説明している。
Appleにとってのプラス要因は、他社にとってマイナス要因となる。ChangeWaveによると、Dell製ノートPCを購入する予定だと答えた消費者の割合は前月比4ポイント減の19%となったほか、Hewlett-Packard(HP)のノートPCを購入すると答えた人の割合も同4ポイント減の22%になったという。
ネットブックも苦境に立たされている。ノートPCの購入を計画している消費者のうち、ネットブックを購入すると答えた人の割合は過去1年半で10ポイント急減し、14%になったとChangeWaveは報告している。
Appleは、ブランドの訴求力を個人向けの電子機器やホームエンターテインメントの分野にまで広げ、すべての分野で人気が高まっているようだ。ChangeWaveによれば、「個人向け電子機器について言えば、回答者の9%が今後90日以内にAppleの『iPad』を購入すると答えており、iPadが今年のホリデーシーズンにおける大ヒット商品になることは間違いない」という。iPadを凌ぐ唯一の製品カテゴリはデジタルカメラで、12%が購入を予定しているとと答えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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