米連邦政府の調査を引き起こした「iPhone」アプリケーションはそれほど多くないが、そのうちの1つである「Google Voice」がついにApp Storeに登場した。
Googleは米国時間11月16日、同アプリケーションの正式版の提供開始を発表した。同社が最初にGoogle VoiceをAppleに提出してから約1年半後の提供開始となった。AppleはGoogle Voiceの承認に乗り気ではなく(Appleは審査中だと述べていたが、実際にはこれを却下したとGoogleは主張した)、そのことからAppleのApp Storeの承認ポリシーに対する米連邦通信委員会(FCC)の調査が開始され、以前は密接な提携関係にあった両社の間で溝が深まることになった。
Appleは2010年9月、これらの規則を緩和した。それによって、以前は却下された多くのアプリケーションが「iOS」搭載端末に提供されるようになった。Google Voiceを使用すると、1つの電話番号にかかってきた通話を複数の電話に振り分けることや、音声メールのテキスト化が可能になる。ウェブ版は、1月からiPhone向けに提供されている。
稼働するiOSのバージョンは3.1以降でなければならず、現時点では米国内でしか利用できないとGoogleは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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