サンフランシスコ発--Googleは、今後数週間のうちに登場するAndroidの次期バージョンで近距離無線通信規格Near Field Communication(NFC)チップのサポートを計画している。同社最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏が米国時間11月15日に述べた。
Schmidt氏は、サンフランシスコのダウンタウンにあるパレスホテルで開催されているWeb 2.0 Summitのオープニングに登場し、「Nexus S」と思しき「未発表の製品」を見せた。Nexus Sは、Best Buyのウェブサイトに先週誤って掲載された端末だ。問題の電話機はブランドラベルは隠されていたが、Android 2.3(開発コード名「Gingerbread」)を稼働し、NFCチップを搭載していた。Schmidt氏は、NFCチップについて、クレジットカードを置き換えるものになると考えているという。
Schmidt氏はWeb 2.0 Summitの講演後に記者団に対し、NFCチップは高速な近距離無線通信を実現するため、クレジットカード会社も現行のクレジットカードで採用されている磁気ストライプよりも安全と考えていると語った。同氏は、クレジットカードがすぐになくなることはないものの、同技術をGoogleから開発者に提示して何が起こるかを見たいと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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