AmazonのリードWebサービスエバンジェリストであるJeff Barr氏は、米国時間11月15日のブログ記事で、「Amazon Web Services」の「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」に新しいインスタンスタイプ「Cluster GPU Instance」を追加したと発表した。EC2では、さまざまなオンラインコンピューティングリソースを従量制で利用できる。新しいサーバは、2基のクアッドコア「Intel Xeon Processor X5570」、2基のNVIDIA製「Tesla M2050」GPU、22Gバイトのメモリ、1.7テラバイトのストレージを搭載し、10Gbpsのイーサネット接続に対応するという。
GPUは、当初はグラフィック処理を高速化するための専用チップだったが、最近はそのパフォーマンスの劇的な向上により、グラフィック処理以外、特に、ビデオのリサイズや音声の圧縮などメディアデータの処理に加えて、並列処理に用いられている。実際、Tesla M2050は1基あたり448個のプロセシングコアを備え、並列処理に向いている。
この新しいインスタンスは現在、Linuxのみで動作し、バージニア州の北部地域で利用できる。料金はEC2サービスのなかで最も高価で、1時間あたり2.10ドルだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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