あるアナリストが米国時間9月20日に述べたところによると、Appleは極めて重要なシリコンのサプライヤーを変更し、「iPhone 5」は3GサービスとLTEサービスの両方をサポートするようになるという。また、このアナリストの報告書では、新型「iPad」もリリース予定とされている。
iPhone 5に関してはこれまでにもうわさが流れているが、Rodman & Renshawのマネージングディレクター兼アナリストであるAshok Kumar氏は、20日に発表した報告書でその議論に加わり、AppleのiPhone 5が「LTEをサポートする初のApple製携帯電話になる」と述べた。LTEはLong Term Evolutionの略で、米国では4Gテクノロジとして売り込まれている。
Kumar氏はまた、ほかの報道でも言われている内容に触れ、Verizonから発売予定とされているCDMA標準ベースのiPhoneと、iPhone 5の両方について、Qualcommがチップを供給する見込みだと述べている。「われわれは、AppleがCDMA iPhoneとiPhone 5のモデムサプライヤーとしてQualcommを選択したと考えている。Appleが3G製品と4G製品の両方を開発できるように、iPhone 5には2つのチップを搭載したモデムが採用される可能性が高い」(Kumar氏)
同氏はインタビューで、「ベースバンド(3G/4G)モデムのような極めて重要な部品のサプライヤーを変更するのは、非常に複雑で時間のかかる作業だ」と述べたが、いったん変更が完了すれば、そのサプライヤーとの関係は長期的なものになることが多いと付け加えている。
現在iPhoneにはInfineon製の3Gチップが使用されている(Infineonのワイヤレス部門は、Intelが14億ドルで買収すると発表している)。
さらにKumar氏は、7インチのディスプレイと、前面と背面にカメラを搭載した第2世代iPadを、Appleが2011年初頭までにリリースする予定だと記している。同様のうわさは過去にも流れたことがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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