グーグルは8月30日、動画配信サービス「YouTube」で米メジャーリーグ(MLB)の全試合をノーカットで配信すると発表した。同日からYouTube内の「MLB.JP」チャンネルで閲覧できる。
試合の動画は、試合終了後36時間以内にアップロードされる。また、日本人選手のハイライトシーンや一日の全試合をまとめた速報などは試合終了後に公開される。さらにMLBの歴史に残るBabe Ruth選手やRandy Johnson選手、MLBで活躍した日本人選手などの映像や資料もアーカイブとして保存されている。ノーカット映像は2009年以降の試合が対象になる。
YouTubeコンテンツパートナーシップ統括部長の水野有平氏は、「現在4000本以上の試合動画がアップロードされており、今後は数万本になる見込み。このためMLB.JPチャンネルでは試合の動画を容易に検索できるようにしている」と説明した。
検索方法としてMLB.JPチャンネル上部には、その日に試合のあった日本人選手の動画がサムネイル表示されており、画像をクリックすればその動画を閲覧できる。また、「スタジアムに行こう」をクリックすると「Google Maps」上に球団のロゴが表示され、各球場ごとに試合の動画を検索できる。このほかキーワード検索にも対応している。
今回の発表は、YouTubeと米MLB Advanced Media(MLBAM)がパートナーシップ契約を締結したことで実現した。MLBAMは米メジャーリーグの公式サイトや30球団それぞれのサイトを運営しており、各試合のコンテンツ作成はすべてMLBAMが担うとしている。両社はチャンネル内の広告表示による収益をレベニューシェアするという。
会見に登場した野球解説者の小宮山悟氏はMLB.JPチャンネルについて、「1年かけて選手を追いかけたり、試合の見所を見つけながら楽しめる。まずはプレーオフに向けて、これから1カ月間楽しみたい」とコメントした。
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