「Dell Thunder」に関する新たな詳細情報がウェブ上で公開された。
「Android」を搭載したDell Thunderのプロトタイプを2台入手した技術系ブログサイトEngadgetによると、このスマートフォンは非常に素晴らしいものだという(もちろん、この端末が、Dellが店頭に並べようとしているのと同じものであればの話だ)。
この携帯端末は、底面にしっかりしたスピーカーを搭載しており、マイクロUSBポートを使用して充電する。microSDもサポートする。また、SIMカードスロットがあることから、GSM対応の通信事業者向けに提供する用意があるようだ。Engadgetが入手したプロトタイプでは、オートフォーカス機能とLEDフラッシュを備えた8メガピクセルのカメラも搭載している。
Engadgetの記事によると、ディスプレイを覆っている曲面を帯びたガラスは「大変美しい」ものの、「その下の液晶パネルはそうでもない」という。同サイトは、端末を真正面以外から見た場合に画像が歪んで見えるのが確認できたと述べている。以前報じられた複数の記事では、Thunderがタッチ式の有機ELディスプレイを搭載することをうかがわせていた。だがEngadgetによると、今回入手したプロトタイプは「薄暗い、普通の液晶ディスプレイ」に過ぎないという。
パフォーマンスの面から言えば、このプロトタイプはまだ期待できるようだ。Engadgetによると、この端末は1GHzの「Snapdragon」プロセッサを搭載しているという。ベンチマークテストにおいて、同端末のパフォーマンスは「Android 2.1」を搭載したGoogleの「Nexus One」より「わずかに劣った」と、Engadgetは述べている。
Engadgetはまた、プロトタイプを入手したのが4月に遡ることから、Dellが今までにいくつかの変更を加えた可能性もあると指摘している。とはいえ、Dellが何を計画しているか垣間見られるだけでも良いものだ。
Thunderの動作を撮影した画像や動画を確認するには、ここをクリックしてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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