「iPod touch」が「iPhone 4」と同じようにビデオ通話機能「FaceTime」対応のカメラを搭載することはあり得るだろうか。
少なくとも、ブログサイトMacRumors.comに送られてきた複数の新たな画像は、こうした憶測を裏付けるものだった。MacRumorsは米国時間8月5日、次期iPod touchの前面部分にあたる組み立て部品らしく見える画像を掲載した。これらの画像はiPhoneの部品サプライヤーから送られてきたとのことで、LCDスクリーンと周囲の取り付け部が写っている。
部品に見られる印字が本物の部品であることを多少なりと示唆しているとはいえ、Appleが何か発表する時期が近づくと、この種の画像が出回ることはよくある。実際その通りだったという場合もあるが、今回もとりあえずは鵜呑みにしないほうがいい。
Appleは過去数年にわたり、9月上旬に開催される音楽関連のイベントでiPodの新しいモデルを発表してきた。大方の予想では、ついにiPod touchもカメラを搭載し(2009年にはiPod nanoにカメラが付いたが、iPod touchはなぜかそうならなかった)、iPhone 4のようにFaceTimeを使ってビデオ通話ができるよう、カメラの位置は前面になるとされている。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は、Worldwide Developers Conference(WWDC)2010でiPhone 4に搭載するビデオ通話機能FaceTimeについて発表した際、「Appleは2010年、膨大な数のFaceTime搭載機器を出荷することになる」と付け加えた。Jobs氏はiPhoneとは言っていないから、FaceTimeを他の機器にも載せると考えても筋が通る。理屈からいえば、iPod touchという線が浮かんでくる。
FaceTimeはWi-Fiのみの対応となっていて、これはiPod touchも同じだ。iPod touchの所有者が端末を接続する電話番号を用意したりはしないだろうから、Appleは電子メールアドレスを使用してFaceTime通話の呼び出しをするのだろうと、MacRumorsは伝えている。
Appleにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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