Windowsのショートカットファイルの脆弱性に対応する無償ツール公開

 G Data Softwareは7月27日、Windowsの新たな脆弱性である、ショートカットファイル(.lnk)のアイコン表示によるウイルス感染を防ぐためのプログラムの無料ダウンロードを開始したと発表した。

 この脆弱性はマイクロソフトによって公開されたもので、細工されたショートカットファイルがコンピュータ上に表示されるだけでマルウェアが実行され、悪意あるコードを実行される可能性がある。この脆弱性を悪用するウイルスが登場しており、最初の攻撃は不成功に終わったが、攻撃は現在も継続して行われており、数多くの亜種が登場する可能性も高いと指摘されている。

 G Data Softwareが無料ダウンロードを開始した「G Data LNK Checker」はWindows XP以降のOSに対応しており、利用中のウイルス対策ソフトとは独立して稼働する。ショートカットアイコンの表示を常にモニターし、アイコン表示のコードの自動実行を防ぐ。G Data LNK Checkerをインストールして再起動すると、安全なショートカットは従来通りに表示させるが、悪意のあるメカニズムを検出すると赤い警報アイコンを表示させる。

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