「Google me」(僕をググってごらん)というフレーズは、閉店間際に使われる野暮な口説き文句のようにも聞こえるが、ソーシャルメディアにふさわしい存在になろうとするGoogleの最新の試みである可能性もある。
Diggの創設者であるKevin Rose氏は米国時間6月27日、GoogleがFacebookと競合するであろう「Google Me」と呼ばれるソーシャルサービスに取り組んでいるとツイートし、この憶測の発信源となった。インターネット上での注目度に関して、FacebookはおそらくGoogleの最大のライバルだろう。6月29日には、Facebookの元幹部でQuoraの創設者であるAdam D'Angelo氏がこれを後押しした。同氏は「これはうわさではない。現実のプロジェクトだ。大勢がそれに取り組んでいる。私はこの件について完全に自信がある」とQuora上で断言した。
そこで気になるのは、Google Meは具体的にどのようなものになるのか、ということだが、実は誰も分かっていないように思える。ただし、2010年2月に「Google Buzz」の公開に伴いテコ入れされたサービス「Google Profile」に何らかの関係があるようだ。Google Buzzでは、Google Profileを通じて知り合った友人と、リンクや写真や考えを共有できるが、これまでのところFacebookの成長に歯止めをかけるほどの存在にはなっていない。
Google Meは、FacebookのニュースフィードをGoogle Profileの中で模倣するものかもしれない。そこにはステータス更新や新着画像が表示され、さらには、オンラインコンテンツを収集するさまざまなデジタルツールに対する大量のリクエストが、Googleで進行中なのかもしれない。Googleの関係者に電話でコメントを求めたが、返答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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