富士ソフトと同社のグループ会社である東証コンピュータシステムは6月29日、上場企業の会社情報を提供するサイト「みんなの会社情報(みんかい)」を構築し、7月1日に開設することを発表した。
みんかいは、Microsoftのクラウドプラットフォームである「Windows Azure Platform」をベースに活用した会社情報提供サービス。今回の構築は、Windows Azureの開発段階より、3社が共同で行ってきたウェブアプリケーション開発の検証に基づき、3月18日に合意した富士ソフトとマイクロソフトの協業強化の一環として実現したものだとしている。
同サービスは、株主、投資家、就職活動者など、企業に興味を持つユーザーが、パソコンやモバイル端末からインターネットを介して、各上場企業の基本情報や四半期ごとに発表される決算情報、動画による社長メッセージ、ニュースリリース情報など、多様なフォーマットで配信される会社情報を、場所や時間を選ばずに閲覧できるというもの。
また、Windows Azure Platformを活用することで、動画像など大きなファイルサイズの多種多様なデータを一元的に集束するなど、大容量データの高速処理を実現。さらに、アクセスに応じてリソースの増減が可能な機能を利用し、コスト面だけでなくシステムのリスク軽減にも対応できるという。また、最新ウェブテクノロジー「Silverlight 4.0」を採用することで、直感的な操作や決算情報のグラフ表示など、表現力豊かな情報閲覧を可能にしたとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」