サンフランシスコ発--「iPhone 4」の全米発売を迎えた米国時間6月24日、同製品を早く購入しようと多くの人々が販売店につめかけた。
開店から数時間たった後も長い行列が絶えず、在庫が残り少なくなった販売店もあったようである。しかし全体的には、iPhone 4の正式発売初日は、かなりスムーズに進んだようだ。Apple Storeではまず午前7時に開店して、事前にiPhone 4を予約していた顧客に対応するとともに、従業員らは、別の列に並んだ事前予約をしていない顧客への対応をゆっくりと開始した。予約注文受付初日にAppleとAT&Tのシステムが繰り返しダウンしたため、予約注文できなかった人が多くいた。
サンフランシスコのストックトン通りにあるApple Storeでは、数百人もの人々が並び、2ブロック分を取り巻くほどの列ができた。事前に予約注文した人の列の方がずっと長かった。しかしニューヨークの2つの店舗では、予約していない顧客の列の方が長かった。
ニューヨークとサンフランシスコのフラグシップストアではまだ販売が続く中、品切れになった店舗もあった。Piper JaffrayのアナリストであるGene Munster氏は24日の調査メモで、午前中に20軒のApple Storeに電話をかけたところ、9軒で既にiPhone 4が品切れになっていたと報告した。
ニューヨークのアッパーウェストサイドにあるApple Storeでは、午前10時ごろに32Gバイトの機種が品切れになり、Apple従業員らが、予約のない人に対し、新たに列に並ぶのを断っていた。
24日に同端末を手に入れることができた人は、深夜から待っていたにもかかわらず、喜んでいるようだった。
サンフランシスコ店から出てきた熱心なファンの1人であるRayさんは、「もちろん(待った甲斐があった)」と喜びを表した。「何時間でも何日間でも待つよ」(Rayさん)
通りにいるすべての人が、彼と同様に興奮していたわけではない。2ブロックを取り巻く列を見たある通行者は、「iPhoneの列だって?タダで配っているのかい?」と特に誰かに話しかけるわけでもなく、あきれたように言っていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス