情報基盤開発は6月15日、アンケート自動集計サービス「AltPaper」のiPad版となる「AltPaper for iPad」の提供を開始した。
AltPaperはアンケート用紙をスキャンしてサーバに送信し、回答結果を自動集計するサービス。SaaS形式で提供される。専用のプラグインを利用して、Microsoft Wordでアンケート用紙を作成できる。画像処理技術をベースにしているため、人力での作業に比べて安価かつ高速な集計が可能だという。料金は設問数にもよるが、アンケート1回答の処理で料金は10〜20円程度だという。
AltPaperはアンケート用紙をスキャンしてサーバに送信し、回答結果を自動集計するサービス。SaaS形式で提供される。専用のプラグインを利用して、Microsoft Wordでアンケート用紙を作成できる。画像処理技術をベースにしているため、人力での作業に比べて安価かつ高速な集計が可能だという。料金は設問数にもよるが、アンケート1回答の処理で料金は10〜20円程度だという。
情報基盤開発は2004年設立の東大発ベンチャー。2008年にAltPaperの提供を開始。現在は株主総会やイベントでのアンケート、資格試験などで採用されており、「定常的なクライアントは40社程度。これまでのべで600万枚以上のスキャン実績がある」(情報基盤開発 代表取締役社長の鎌田長明氏)という。
AltPaper for iPadでは、Wordでのアンケート用紙作成時にURLが発行される。このURLにiPadのブラウザアプリケーションである「Safari」でアクセスすると、Safariに最適化されたアンケート用紙が表示される。アンケート回答者はタッチ操作でアンケートに回答でき、結果は紙同様にサーバ側で自動集計される。同じアンケートであれば、紙とiPad版の集計結果をまとめて処理できる。
展示会や店頭、街頭などでのアンケート時の利用を想定する。「これまで街頭アンケートなどでは、回答してもらう際に、机や筆記用具が用意された場所に移動してもらうというケースが少なくなかった。AltPaper for iPadであれば、文字通りその場で回答してもらうことができる。また、ほかのアプリケーションで動画や画像を見せて、そのまますぐにアンケートに答えてもらうといった使い方もできる」(鎌田氏)
料金は、アンケート1回答につき10円。ただし当面はキャンペーン期間として、AltPaperユーザーに対して無料でサービスを提供する。今後はユーザーのニーズをもとに、iPadアプリ版の提供なども検討していく。
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