シャープは5月31日、4原色技術を採用した3D対応の液晶テレビ「AQUOS クアトロン 3D LV」シリーズ4機種、2D映像を色鮮やかに表現する高画質モデル「AQUOS クアトロン LX」シリーズ4機種、「AQUOS クアトロン XF」シリーズ2機種を発表した。LVシリーズは7月30日、LXシリーズは7月20日、XFシリーズは7月1日に発売する。価格はオープン。
これにあわせて、 Blu-ray 3Dディスク再生に対応したBlu-ray Discレコーダー「AQUOSブルーレイ」2機種、AQUOS クアトロン 3DやAQUOSブルーレイに対応したシアターラックシステム「AQUOSオーディオ」3機種、ステレオヘッドホン2機種が7月30日に発売され、3D製品が出そろう。
AQUOS クアトロン 3DとAQUOS クアトロンは、独自のUV2A技術をベースに、「赤・緑・青」の3原色に「黄色」を加えた4原色技術を採用した。従来の3原色では難しかった黄色や金色、エメラルドグリーンなどを色鮮やかに再現でき、3D映像でも2D映像でも豊かな色表現を実現した。さらに今回は光の利用効率も大幅に向上し、UV2A技術を採用した従来機に比べて約10%消費電力を削減したとしている。
LVシリーズは、3原色液晶パネルに比べ約1.8倍明るい3D映像を再生することが特長。独自の液晶高速駆動「FRED技術」と、目の残像感を低減する「スキャニングLEDバックライト技術」の融合により、クロストークが少ない臨場感ある3D映像を再現するという。画面サイズは、60V型、52V型、46V型、40V型。専用の3Dメガネが1個付属するほか、別売の3Dメガネ「AN-3DG10」(店頭想定価格:1万円前後)も用意される。
LXシリーズは、2D映像を鮮やかに再現する高画質、高音質モデルとして60V型と52V型、46V型、40V型をラインアップ。LV、LXシリーズは、市販のUSB HDDと接続して、デジタル番組の録画、再生ができるほか、USB無線LANアダプタにも対応するとしている。
薄型モデルのXFシリーズは、エッジ式LEDバックライトシステムを搭載し、最薄部で薄さ3.9cmのフルフラットデザインを採用した。画面サイズは52V型と46V型となる。
AQUOSブルーレイは、2TバイトのHDDを内蔵した「BD-HDW700」と、1TバイトHDDを備えた「BD-HDW70」の2機種を発売する。Blu-ray 3Dのディスク再生に対応し、AQUOS クアトロン 3Dと接続することで、臨場感あふれる3D映像を再生できるとしている。
映像データを高画質で長時間録画できる独自の映像圧縮方式「新トランスコーダー」を搭載し、最長約10倍の長時間モードで、2番組同時にフルハイビジョン録画が可能だ。ホームネットワーク機能にも対応し、周辺機器との連携機能も備える。
また「サラウンド音声出力」に対応したヘッドホン端子を搭載。ステレオヘッドホン「VR-HSA100」、「VR-HSB10」と組み合わせれば、Blu-ray 3Dディスクなどに収録されているサラウンド音声をバーチャルで楽しめるとしている。
AQUOSオーディオには、画面サイズが60〜52V型用の「AN-AR630」、52〜46V型用の「AN-AR530」、46〜40V型用の「AN-AR430」の3機種が登場した。3D対応Blu-ray Discプレーヤーから出力された3D映像信号を、3D対応テレビへ出力する「3Dパススルー機能」を搭載し、AQUOS クアトロン 3Dや3D対応のAQUOSブルーレイとHDMIケーブルで接続できる。
また、HDMIケーブルで音声の双方向伝送ができる「オーディオリターンチャンネル」にも対応。テレビ音声をシアターラックへ出力する際に必要だった光デジタルケーブルを不要とした。
業界最大230Wの大出力アンプや大口径ユニットを採用したサブウーファによる迫力ある重低音に加え、高音質10cmスピーカーや総合500Wの大出力3.1chデジタルアンプを内蔵する。
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