NTTドコモは12月15日、「おしゃべりロボット for Biz」対応ロボットに、シャープのヒューマノイドロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を追加し、法人向けに提供を開始した。
おしゃべりロボット for Bizは、人工知能を活用してロボットなどの自然対話を実現する「自然対話プラットフォーム」に、企業独自にカスタマイズしたシナリオを追加することで、ロボットなどが企業の商品やキャンペーン情報を案内するなど、用途に合わせた対話を実現できるサービス。これまでは、タカラトミーの「OHaNAS」を5月30日から提供していた。
対応ロボットとして追加するRoBoHoNは、導入する企業に対して、ショールームやインフォメーションカウンターなどで、身振り手振りを交えながら自社商品の案内や接客業務ができる。また、本体機能としての電話機能やカメラ機能、プロジェクタ機能などが利用可能。これにより、店頭接客などに加えて、プレゼンテーションなどにも利用用途が拡がるという。
今回、ドコモは自然対話プラットフォームへのカスタマイズしたシナリオの追加、RoBoHoNへの通信回線の提供などを行い、ドコモの法人営業担当から販売する。シャープは、RoBoHoNのコンシューマ向けのすべての機能が使える「ビジネス基本プラン」を提供するほか、RoBoHoNに対応するおしゃべりロボット for Bizアプリの開発や故障時の修理対応などを行うとしている。
ドコモでは、RoBoHoNの追加にあわせ、おしゃべりロボット for Bizの初期費用(税別)を50万円から20万円に引き下げる。初期費用にRoBoHoN本体価格は含まれておらず、RoBoHoNでおしゃべりロボット for Bizを利用する場合は、本体の購入に加えてシャープの提供する「ビジネス基本プラン」や「ビジネスケアプラン(任意)」への加入が必要となる。
同社によれば、ロボホンの利用料金は1年で約89万、2年で約132万、3年で約175万円とのこと。ソフトバンクが法人向けに提供するヒト型ロボット「Pepper」は36カ月での契約となっており、約3年間の料金は約198万円であることから、料金面では優位性があるとしている。
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