Uberは米国時間12月14日、「Volvo XC90」を改造した自動運転車をサンフランシスコの配車サービスで提供する準備が整ったことを明らかにした。
「本日から、サンフランシスコで『UberX』の配車を依頼すると、空き状況次第でUberの自動運転車が迎えに来る」とUberは同パイロットプログラムに関するブログに記している。
人間のドライバーが同乗するUberの自動運転車はこの3~4カ月の間もサンフランシスコの路上を走行していた。これらの車両は地図用データを収集するためだけに使用されていると同社は述べていた。道路地図の作成は、自動運転車を公道で走行させるための準備の一環で、車両が経路を決定したり障害物の検出方法を学習したりできるようにするために行われる。
9月の時点の報道では、Uberがカリフォルニア州で自動運転車を走行させる許可を得ていないことが判明しており、カリフォルニア州車両管理局は13日の取材でも、Uberがまだ認可を得ていないことを認めている。同社の公道試験は、自動運転車に対する州の要件を満たしていないのではないかと指摘する声もある。
Uberは14日の発表で問題に触れ、試験走行の許可は不要であるとの認識を示した。
「規則は、制御や監視を行う人間なしで走行可能な車両に適用されるものだ」とUberは述べた。「われわれの取り組みはまだ初期段階にあり、監視者なしで走行できる状態にはない」(Uber)
これまで、Uberの自動運転車は、ペンシルベニア州ピッツバーグで走行していた。同社は18カ月間の試験走行の後、9月に同市で自動運転車による配車サービスを開始した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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