ハッカーたるもの、与えられたお仕着せのものがどんなに便利であったとしても、それに満足してしまっては負けだ。メカニカルなデバイスであっても、PCだろうとスマートフォンだろうと、動作原理を解析し、改造や機能強化を施さないと気が済まない。
そんなハッカーも満足しそうなオープンソースのスマートウォッチ「CulBox」を見つけたので紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
CulBoxは、ハードウェアプラットフォーム「Arduino」ベースのスマートウォッチ。オープンソースで、さまざまなアプリを開発して機能を追加していける。
画面は、1.5インチのカラー有機EL(OLED)ディスプレイ。32ビットの「ARM Cortex」プロセッサを搭載している。Bluetoothでスマートフォンと連携するだけでなく、ほかのCulBoxや、同じくArduinoベースの無線対応デバイス「RFDuino」とも通信できる。
6軸加速度センサや気圧センサなどを備え、腕の動きや高さに連動させたさまざまな制御が実行可能。マイクとピエゾスピーカも搭載しているので、音を使ったアプリも作れる。音声出力ジャック、USBポート、micro SD カードスロットも設けられている。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2017年1月14日まで。目標金額の1万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間11月18日16時)で集まった資金はまだ653ドル。キャンペーン期間はあと56日ある。
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