インテリアには、先日紹介した「Slow Dance」のように、動画でないとその魅力を伝えられないものがある。今回取り上げる「Nano Disc」も、まず記事末尾の紹介ビデオを見てほしい。
Nano Discは、サイズが83×50×115mm、重さが約200gという、手のひらサイズのマンソンエンジン(Manson Engine)。可愛らしい姿をしているが、アルコールを燃料にして、最大回転数1800rmpで実際に動く本物のエンジンだ。開発チームは、以前クラウドファンディングサービス「Kickstarter」でスターリングエンジン(Stirling Engine)製作キャンペーンを成功させたことから、今回マンソンエンジンのキャンペーンを開始したという。
マンソンエンジンは、スターリングエンジンや蒸気機関と同じく外燃機関の一種。自動車などで使われるガソリンエンジンやディーゼルエンジン、航空機のジェットエンジンなどの内燃機関が、エンジン内で燃やした燃料の熱エネルギーを回転力や推進力として利用するのに対し、内燃機関はエンジン外で燃料を燃やし、その熱エネルギーを利用する。そのため、必要な熱量が得られるのなら、燃料の種類を問わないという長所がある。
今回製作するNano Discは、フライホイールが垂直に取り付けられた、一般的な形状という「Nano Disc Vertical」と、水平に取り付けられた標準モデルの2種類。両モデルの性能に変わりはない。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月15日まで。記事執筆時点(日本時間8月19日13時)でキャンペーン期間は26日残っているが、すでに目標金額5000ポンドの4倍を超える20万ポンド以上の資金を集めている。
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