ヤフーは8月4日、自治体が災害時に「Yahoo!防災速報」を通じて、災害情報や避難所の情報を直接ユーザーに配信できるシステムを福岡市に提供したと発表した。同サービスの自治体への提供は全国初となる。
Yahoo!防災速報は、「緊急地震速報」や「避難情報」「噴火速報」などの防災情報や、ゲリラ豪雨などの急な雨を予測する「豪雨予測」などの情報を配信するサービス。スマートフォンアプリ版とパソコンやフィーチャーフォンで使用できるメール版合わせ、750万人以上に利用されている。
この取組みは、2016年1月にヤフーが福岡市と締結した包括連携協定をきっかけとしたもの。福岡市の配信情報として、自然災害などに伴う緊急情報(大規模地震発生後の余震や台風接近時の注意喚起など)や、避難所開設状況といった避難所の情報を予定している。アプリを起動していなくとも、福岡市が情報発信したタイミングで通知が届く。
なお、「自治体からのお知らせ」を受信するためには、「設定」から「現在地連動通知の設定」をオンにするか、「設定」の「地域設定」から「福岡市内の市区町村」を選択する必要がある。
今後は、この情報配信システムを他の自治体にも提供し、自治体が持つ独自の情報をより多くの利用者に届けることができるとしている。
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