同日の記者発表会では、Android Autoのパートナーである、日産、ホンダ、パナソニックの担当者も登壇し、同ソフトウェアへの期待を語った。
まず、日産自動車 グローバルコンバージョン&アクセサリー企画開発部 主管の石川雅博氏が挨拶。同社が7月15日に発売予定のカーナビの最上位機種にAndroid Autoが搭載されていることを明かし、「絶妙なタイミングでの日本でのリリース。グーグルにお礼を申し上げたい」と語った。8月末に発売する新型セレナにも、Android Autoを採用したこのカーナビが搭載されるという。
続いて、本田技術研究所 四輪R&Dセンター 主任研究員の京光達哉氏は、2014年のOAAの発足以来、グーグルやパートナー各社と同ソフトウェアの開発を進めてきたと説明。その成果として、2015年には北米のアコードにAndroid Autoを対応させたほか、日本でもクライティやアコードハイブリッドに対応させていると語った。
最後に、パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ インフォテインメントシステム事業部 部長の高島浩二氏が挨拶。同社は6月に国内の市販カーナビとして初めてAndroid Autoを搭載したと説明し、「最新技術を搭載していない既販車や中古車でもコネクテッドやクラウドサービスを利用してほしい。現時点での“最短解”が市販のカーナビとAndroid Autoの組み合わせだと思っている」と語った。
今後の対応予定について、日産はまずは全体の約2割のハイエンドモデルから対応を進め、将来的には全ラインアップで対応したいとしている。ホンダは詳細は語らなかったが順次対応機種を増やしていく方針だという。また、パナソニックはハイエンドモデルだけでなく、最もボリュームの多いミドルレンジまでは対応するとの意向を示した。
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