次世代テレビとして立体映像の楽しめる3Dテレビが登場したのは、もう何年も前だ。ところが、家庭で3D映像を視聴する時代は訪れていない。これは、3Dテレビが普通のテレビより高価で普及しないことと、テレビ番組などで3Dコンテンツが増えないことが相互に影響し合っているためだ。
そこで、2D映像コンテンツと2Dテレビで3D映像を楽しむためのデバイス「Edison 3D」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Edison 3Dは、HDMI入力された2D映像コンテンツを擬似的に3D化し、テレビへHDMI出力する小さなデバイス。この映像を一般的な2Dテレビで表示すると右目用と左目用の映像が重なって見えるので、付属のアクティブシャッター式メガネを通して立体視する。3D化の程度は、6種類のパラメータで調整できる。
さまざまな2Dコンテンツの3D化が可能で、テレビ番組だけでなく、DVDやブルーレイの映像、ゲーム、PC経由の映像などを、既存のテレビで3D映像として楽しめる。テレビだけでなく、プロジェクタで投影する映像も3D化できる。
Indiegogoでの目標金額は、Edison 3Dを完成させるのに必要な開発費用の2000ドル。記事執筆時点(日本時間6月29日17時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標を上回る2045ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力