「iPhone 7」のケースとされる複数の画像がフランスのウェブサイトNowhereelse.frに掲載された。これらの画像は、次期iPhoneがデュアルスピーカを搭載するとしている、これまでのうわさを裏付けているようだ。ただし、画像を見る限り、従来のモデルにあったオーディオジャックはなくなるようだ。この画像にあるケース本体の底部には、スピーカ用と考えられる幅広なスロットが2カ所開いているのが分かるものの、オーディオジャックのためのスペースは残されていない。従来のiPhoneモデルでは、オーディオジャックが端末の底部に配置されていた。
ケース背面上部にあるもう1つのスロットは、カメラが配置されるであろう場所を示している。このスロットは、2個のカメラレンズに十分対応できる大きさになっているように見える。うわさでは、「iPhone 7 Plus」とされる端末はデュアルカメラシステムを搭載し、標準モデルのiPhone 7はこれまで同様、カメラは1個であると示唆されている。したがって、このスロット自体はレンズとLEDフラッシュ用に確保された通常のスペースにすぎず、デュアルカメラ仕様のためではない可能性はある。
デュアルステレオスピーカが搭載されれば、新型iPhoneの強みになると考えられる。iPhoneには長い間モノラルスピーカが搭載されてきた。デュアルステレオスピーカならステレオ音源をよりうまく再生でき、異なる方向から立体的に聴こえるようになるだろう。
では、オーディオジャックはどうなっているのだろうか。これまでのうわさでは、Appleが従来のイヤホン、ヘッドホン、外部スピーカなどのアクセサリに使われている3.5mmのオーディオジャックを廃止するという憶測も伝えられている。代わりにAppleは音源の接続に「Lightning」ポートを使用するだろうと言われており、ワイヤレスモデルの「EarPods」を開発する可能性もある。そうなると、Lightningケーブルを挿してiPhoneを充電する必要があるが、同時にケーブル付きのイヤホンを使って音楽を聞きたい場合、どうすればいいのかという疑問が残る。
Appleが使い慣れたオーディオジャックを廃止する場合、同社は何らかの実現可能な対策をとる必要があるだろう。そうでなければ、この大きな変化によってiPhone 7を購入する可能性がある多数の顧客を取り逃すおそれがある。
フランス人ブロガーSteve Hemmerstoffer氏が投稿したこれらの画像は、電源ボタンなど一部の機能の配置が従来と変わらないことも示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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