中国のスマートフォン市場が成熟期を迎え、業界全体の成長率が1桁台に減速する中、こうした状況が、「Appleだけでなくハイエンドの『Android』端末分野にも深刻な影響」があることを意味する可能性があると、調査会社のIDCが明らかにした。
具体的には、2016年のスマートフォン出荷台数は前年比5.7%増の15億台とIDCは予測している。2015年のスマートフォン出荷台数の伸びは10.4%増であり、同年が最後の2桁成長になる可能性が高いとIDCは指摘した。
スマートフォンの平均販売価格は、2015年の295ドルから、2020年には237ドルに下落することが予想される。
成熟市場は米国、中国、西欧であり、2015年はこの3地域の成長率がいずれも1桁台だった。これに対し、成熟市場より高い成長率を示したのはインド、インドネシア、中東、およびアフリカだった。IDCが指摘したところでは、これらの成長市場では、高額なスマートフォンが普及する段階に至っていないという。
Appleやサムスンなどの企業にとって、成熟市場の既存の顧客に対して早めに端末を乗り換えてもらうよう説得することが今後の鍵を握るだろうとIDCは指摘した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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