Mozillaは、トラッキング保護機能を「Firefox」のプライベートブラウジングモードでデフォルトで有効としたと発表した。同機能は8月以来、Firefoxの開発およびベータチャネルを通しての取り組みが続けられていた。
トラッキング保護は、ユーザーを追跡するとして認識されているドメインのリストからのウェブコンテンツをブロックする。このリストはDisconnectが提供している。
Firefox Product担当バイスプレジデントのNick Nguyen氏は、「Windows、Mac、Android、Linux向けFirefoxでトラッキング保護を有効にしたプライベートブラウジングは、広告、分析トラッカー、ソーシャル共有ボタンなどのコンテンツを積極的にブロックする。これらは、ユーザーが気づかないうちに、サイト間でのユーザー行動を記録する可能性がある」とブログ投稿で述べた。
トラッキング保護を有効化すると、一部ウェブページのレンダリングが妨げられる。ユーザーは、サイトごとに同機能を無効にできるが、それは現在のブラウジングセッションだけにとどまる。
また、Firefox 42では、ウェブページのHTMLソースを新しいウィンドウではなく、新しいタブに開くようになった。
またオーディオ再生しているタブを示すインジケータを表示するようになり、そのアイコンをクリックすることで音を消すことができる。
同リリースにおける他の機能としては、WebRTC向けのIPv6サポート、Wi-Fi経由での遠隔にあるウェブサイトのデバッグ、Login Managerの改良などを含んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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