Microsoftは米国時間9月15日、「Windows RT 8.1 Update 3」(KB3033055)をひっそりと公開した。このオプションの更新プログラムを適用すると一部の設定が変更され、新しいスタートメニュー(「Windows 10」風のメニューだが、完全に同じではない)が、スタートボタンから表示できるようになるのだ。
「Windows RT」は、Microsoft製タブレットの「Surface」「Surface 2」「Nokia Lumia 2520」のほか、その他のサードパーティが開発したARMベースのPCやタブレットに搭載されているオペレーティングシステムだ。
Microsoftの関係者は2015年に入り、Windows RTを搭載するARMベースの「Windows」デバイスについてはWindows 10にアップデートする計画がないことを明らかにしていた。同社は、その代わりにWindows 10の機能の一部をWindows RTでも提供すると約束したが、その内容を公式に明らかにすることはなかった。ただし、そうした機能をWindows RT用の第3弾の更新プログラムとして9月中に提供するとは述べていた。
今回の更新プログラムに含まれる機能の概要については、こちらの技術情報を参照してほしい。
統合されたWindows 10のストアには、ARMベースの「Windows Phone」向けに作られたアプリや、「Windows 10 Mobile」を搭載するARMベースの小型タブレット(現時点では未発表)向けに作られたアプリが存在する。しかし、Windows RTユーザーは、Update 3の適用後も、新しくアップデートされたWindows向けユニバーサルアプリを利用することはできない。
また、Windowsアップデート関連のその他のニュースとしては、「Surface Pro 3」向けのファームウェア更新も9月15日から公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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