Amazonが、顧客に対して新興ブランドや製品を「初めて目にする」機会を提供する、新たな試みを始めている。
Eコマース大手のAmazonは米国時間3月11日、デジタルマーケットプレイス「Amazon Exclusives」を開設した。このストアは通常のAmazonマーケットプレイス内に別ブランドとして設けられており、アクセサリーやおもちゃ、スポーツ用品など、同社が「前途有望」と呼ぶ企業のさまざまな製品を顧客に向けて販売する。Amazon Exclusivesが扱う製品のなかには、Mark Cuban氏が出演し、ベンチャー投資家からの出資を競う人気テレビ番組「Shark Tank」で取りあげられたものもある。
Amazon Exclusivesは、Amazonが自社のデジタル店舗内にオープンした一連のストアのなかでは最新のものだ。Amazonはこの数年間に、食料雑貨や自動車のストア、さらにはプロの作品を購入できるアートのマーケットプレイスを開設している。
Amazonは2014年に、おむつとおしりふきなどの製品を扱う自社ブランド「Amazon Elements」も立ち上げている。その後おむつについては、製品のさらなる改善のために取り扱いが中止された状態だ。
Amazon Exclusivesのストアでは、さまざまなブランドの興味深い製品を紹介している。現在は、Shark Tankで紹介された「Standup Paddleboards」や、Jackeryの「スタイリッシュな」デバイス充電器、「Zackees LED Turn Signal Gloves」を宣伝している。
Amazon Exclusivesは、普通の消費者には知られていないかもしれないが興味深い製品を提供する小規模な企業に焦点を当てている、とAmazonは述べている。
AmazonがAmazon Exclusivesを通じて提供する製品リストをどのように管理するのかは不明だが、「Exclusives」(独占提供)という名称には何らかの意味があるはずだ。Amazon Exclusivesの製品はすべて、Amazonと製品を提供する各企業の公式サイトでしか販売されず、他のサードパーティーの小売業者は扱えない。
「数カ月以内に、もっと多くの前途有望な製品やブランドを追加する予定だ」と、Amazonの広報担当者は語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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