グーグル、新メールアプリ「Inbox」を招待制でリリース

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2014年10月23日 10時38分

 Googleの「Gmail」チームは米国時間10月22日、メッセージをよりうまく整理できるとうたう無料のメールアプリを開発し、招待制で提供を開始した。「Inbox」と名付けられたこのアプリは、Googleの主力製品であるGmailとともに使うように設計されており、Gmailを置き換えるものではない。Inboxでは、似たような種類のメッセージをグループ化したり、航空便のスケジュールやイベントの予定などの重要な情報を自動的にハイライト表示したりできる。

 Inboxの主要な機能の1つが「Assists」で、これはウェブから最新の情報をリアルタイムで直接取得してメール内に表示するというものだ。例えば航空便のスケジュールがメールで送られてきた場合、当初の予定をハイライト表示するだけでなく、そのフライトの最新情報をリアルタイムで表示する。

 Inboxのその他の機能は、Gmailユーザーにはおなじみであろうオプションに、新しく手を加えたものだ。「Bundles」オプションは、購入情報など、同じようなメッセージを自動的にグループ分けしてくれる機能で、すべてのメールを一度に確認して処理できる。また、バンドルされるメッセージの種類をカスタマイズすることも可能だ。

 電話番号、フライトの状況、画像、添付ファイルなどの重要な情報がメッセージに含まれている場合は、メッセージを開かなくても情報を確認できる。これはメールの本文を読まなくても件名を見ることができるのと同じような表示方法だ。

提供:Google
提供:Google

 Inboxでは「Google Now」のリマインダ機能も統合され、自分用のリマインダを作成できる。メッセージをスヌーズ設定にし、そのメッセージを後で表示したり、特定の日時や場所にいる時に表示したりすることが可能だ。

 このアプリは、Googleの「Android」OSあるいはAppleの「iOS」を搭載するスマートフォン、およびウェブで利用できる。ただし、ウェブの場合は今のところGoogleの「Chrome」ブラウザのみの対応となる。Googleでは、一部のユーザーのみに招待メールを送ってInboxを提供しているが、Gmailユーザーは、招待メールをリクエストできる(宛先はinbox@google.com)。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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