中国のスマートフォンメーカー、Xiaomi(小米科技)が、ユーザーの血圧をモニタリングする新製品を用意している。
「iHealth」というブランド名を与えられたこの新しいドックには、血圧と心拍数を測定できるカフ(腕帯)が付属している。テクノロジー系ニュースサイトのThe Next Web(TNW)によると、このドックにスマートフォンを収めると専用のアプリが起動して測定のプロセスを開始し、その結果を記録して、経過を追ってくれるという。
これと同様のデバイスは、もう何年も前から存在する。ただ、ウェアラブルなフィットネス用モニター機器の出現に伴って、健康関連ガジェットへの関心は高まっている。さらに2015年にユーザーの健康状態全般をモニターできる「Apple Watch」が発売されると、こうした機器への関心が一段と強まる可能性がある。
Xiaomiの広報担当者は、別のテクノロジー系サイトTech in Asiaに対し、この新しい血圧モニターは他社の「Android」搭載機器でも使用できるが、最適なのはXiaomiのスマートフォンだと語っている。
Xiaomiは、世界的なスマートフォン市場で有力メーカーの1つになっている。調査会社のStrategy Analyticsによると、前四半期に同社は世界で5番目に規模の大きいスマートフォンメーカーとなったという。
iHealthというブランド名は、XiaomiとAppleの間での商標上のトラブルが危惧される名称だ。しかし、XiaomiがTNWに語ったところでは、iHealthの商標は米国のiHealth Labがすでに所有しているという。このiHealth Labに対しては、Xiaomiの子会社のXiaomi Venturesが米国時間9月19日に2500万ドルを出資している。また、iHealth Labは、すでにiHealthのブランド名を使い、血圧測定ドックを含めたApple製デバイス向けの製品も発売している。
新しいiHealthドックは、199元で市販される予定だ。Tech in Asiaの報道では、このデバイスは中国国内ではXiaomiのウェブサイト限定で販売されるとしているが、その他の国々での発売予定については触れていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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