9月に入って終了を発表していたTwitter上の画像共有サービスであるTwitpicが、買収されることによりサービスを継続すると発表した。
Twitpicが米国時間9月18日に同社のTwitterアカウントに投稿したメッセージによって、今回の動きが明らかになった。同メッセージでは買収先が明らかにされていないが、詳細を近日中に発表すると約束している。
「われわれは買収され、Twitpicが存続することを発表できてうれしく思う」とTwitpicは記した。「詳細については、公表できるようになった段階で発表する」(Twitpic)
米CNETはTwitpicにさらなるコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
18日の発表は、TwitpicのTwitterアカウントにおける9月4日以来の投稿だった。6年前に創業した新興企業である同社はこの日、Twitterとの商標をめぐる争いを理由に9月末で終了することを発表していた。Twitpic創設者のNoah Everett氏は同社ブログの投稿で、「予期せぬ苦渋の」決断だったとし、商標を放棄しなければ、TwitpicがTwitterのAPI(開発者がTwitterプラットフォームを利用するためのツール)にアクセスできないようにすると、Twitterが通告してきたことを明かしていた。
Twitterの広報担当者は当時、同社の商標を保護することが目的だとし、「Twitpicがサービスを終了することを残念に思う」と述べていた。
2008年に設立されたTwitpicは、Twitterユーザーにとっておそらく最も確立されたサードパーティ画像共有サービスで、ツイート内での写真へのリンクを可能にする。報道に値する事象を目撃した一般ユーザーがツイートで発信するための手段として利用されてきた。例えば、ハドソン川航空機事故では、携帯電話で現場を撮影したユーザーが、Twitpicに画像をアップロードし、そのリンクをTwitterで共有した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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