サムスンは韓国語版Samsung Tomorrowへの投稿で、現地時間8月1日から韓国市場でベンダブル(画面が曲がる)テレビを販売すると発表した。サムスンは、1月に開催されたCES 2014で、曲率が変えられる85インチ画面のテレビを披露した。1日に発売されるベンダブルテレビの画面は、それよりも一回り小さい78インチだ。
テレビ市場はかつてと様変わりした。近年、薄型テレビの販売は伸び悩み、サムスンなどのメーカーはもっと革新的な製品の開発を迫られている。ベンダブルテレビは、どちらかと言えば、人目を引くための戦略のように思われる。何と言っても、平均的な消費者にとっては高すぎる価格になりそうだからだ。ライバルのLGは、それよりも、テレビ事業のコストを削減して利益を回復する戦略を打ち出し、前四半期に効果を上げた。だが、ベンダブルテレビは、消費者を店に引き寄せ、サムスンの他のテレビ製品に対する関心を多少はかき立てるかもしれない。
1月のCESでデモが行われたベンダブルテレビでは、リモコンのボタンを押すと、画面の背後にある小型モーターが稼働して、平らだった画面の端が曲がって曲面になる。もう1度ボタンを押すと、曲がったテレビが平面状に戻る。
Electronistaによると、サムスンは1日からベンダブルテレビの先行予約を受け付けるが、実物は韓国の首都ソウルにある2つの店舗にしか展示されないという。価格や韓国以外の国での発売については発表されていないようだが、The VergeとMashableの報道では、価格は3万4000ドル前後とされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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