Microsoftが研究開発の成果を世に送り出そうとしているかもしれない。Microsoftの情報を専門に扱う「SuperSite for Windows」のPaul Thurrott氏の記事によると、何カ月かにわたって「Windows」ウェアラブルデバイスの開発に取り組んできた同社が、独自の製品をリリースする可能性があるという。
このウェアラブルデバイスはリストバンド型で、価格やデザインはサムスンの199ドルの「Gear Fit」に近いものになる見込みだとThurrott氏の情報筋らは述べている。外観はFitbitやJawboneなどの企業が提供するフィットネストラッカーに似ているが、より高性能なタイプで、Gear Fitのようなカラー画面を搭載し、単なるアクティビティ追跡だけでなく、時間、テキスト、電子メールといったスマートフォンからのデータを表示するものになる可能性が高いという。
ブランディングについては、Nokiaやその「Lumia」端末のシリーズか、「Surface」ラインに含まれる可能性もある。Thurrott氏は、発売と発表の時期を2014年第4四半期としている。
Thurrott氏の情報の中で最も意外なのは、Microsoftが同社のウェアラブルデバイスを、「Windows Phone」に限定せず、Appleの「iOS」や「Android」にも対応させる可能性があるということだ。新興企業のFitbit、Jawbone、Pebbleはすべて複数のプラットフォームに対応するが、Microsoftがそのような動きに出るとすれば、それはウェアラブルデバイスを現在提供する大企業とは一線を画した戦略といえる。例えばサムスンの「Gear」シリーズのウェアラブルデバイスは、サムスンのスマートフォンとしか連動しない。2014年年秋に「iWatch」という独自のウェアラブルデバイスで同市場に参入するとThurrott氏が予測するAppleは間違いなく、iOSにしか対応しないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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