ついにNTTドコモからiPhoneが発売──9月11日(日本時間)に米国アップル本社で行われたイベントで明らかになった。これまで通りソフトバンクモバイル、KDDIも発売する。
今回発表されたiPhoneのラインアップは、「iPhone 5s」と「iPhone 5c」。iPhone 5sは、シルバー、ゴールド、スペースグレイの3色のラインアップとなる。iPhone 5cはグリーン、ホワイト、ブルー、レッド、イエローの5色がラインアップする。国内のアップルウェブサイトでは、「iPhone 5sとiPhone 5cは、9月20日よりお近くのApple Storeで販売します」と説明している。なお、今回はこれまで大文字だった末尾の「S」が小文字に変わっているようだ。
日本での価格は現段階で判明していないが、iPhone 5sの米国での価格は、2年契約で16Gバイトが199米ドル、32Gバイトが299米ドル、64Gバイトが399米ドル。また、iPhone 4Sは本体価格が無料。
また、iPhone 5cの米国での価格は、2年契約で16Gバイトが99米ドル、32Gバイトが199米ドル。
国内では、2008年にソフトバンクモバイルが初となる「iPhone 3G」をリリース。それ以降、長きに渡ってソフトバンクモバイルの独占販売が続いてきたが、2011年9月に登場した「iPhone 4S」からKDDIも販売を開始した。両社ともに「iPhone効果」とも言われる好調な業績を上げている。
一方で、MNP(電話番号ポータビリティー)の転出、厳しい業績が続くとともに、インフラ面で定評のあるNTTドコモに対する発売への期待は大きく、「出る」「出ない」という噂がこれまで何度も繰り返されてきた。「iPhoneは魅力的」(NTTドコモ代表取締役社長 加藤薫氏)とコメントしつつも、戦略の相違などを理由にiPhoneの導入を見送ってきた。今回のNTTドコモの発表にあたっては、イベントのプレゼンテーション中にNTTドコモのロゴを一面に表示したほか、米国ではプレスリリースが出されるなど、異例の扱いとなっている。なお、リリースの中で、NTTドコモはプレミアクラブ会員向けにiPhone 5cの先行予約を受け付けることを明らかにしている。
今後は、各キャリアから予約開始時期や価格などが追って発表されると見られる。なお、国内でもアップルの主催によるイベントが9月11日10時から予定されている。詳細は追ってお届けする。
◇NTTドコモのiPhoneに関する最近の動き
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