Googleは、「Google Chrome」ブラウザの更新版を導入することで、コンピュータのバッテリ持続時間を延長することにつながると主張している。ただし、専用のグラフィックスカードを搭載したマシンであれば、だが。
Googleは米国時間11月6日のブログでChromeの最新版を発表し、GPU動画再生支援機能を利用できる同ブラウザの能力をアピールしている。独立したGPUは、CPUでグラフィック処理を実行するより電力効率が良いため、新しいChromeでオンラインのビデオを視聴するユーザーは、バッテリの消費を大幅に節約できることになる。
ChromeでGPU支援機能を使って動画を再生した場合、旧バージョンのChromeで動画再生した時に比べてバッテリが25%長持ちしたと、Googleは述べた。
新ブラウザではまた、ウェブサイトの「権限」セクションの表示と管理も簡素化されている。具体的には、現在地情報、ポップアップ、カメラとマイクへのアクセスといったアクションの設定を調整しやすくなる。これらは設定画面で管理するのではなく、アドレスバーにある鍵のアイコンからより簡単に権限セクションへアクセスできる。
Chromeはさらに、「Internet Explorer」や「Firefox」に追随し、ウェブサイトやオンラインサービスにDo Not Track(追跡拒否)のリクエストを送信するオプションも備えた。ただしGoogleは、リクエストの有効性はこれらのサイトやサービスの応答の仕方に依存すると指摘している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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