iFixitは、一足早く入手した「iPad mini」を早速分解し、同端末の部品やその他の特徴を調査した。
同サイトは、その構造が「iPod touch」に非常によく似ていることを発見した。特に似ているのは、同端末の内部を調査するために取り外さなければならないネジや金属板の数である。
「こじ開けたり取り外したりといったこの作業のすべてが、iPod touchを最近分解したときのことを強く思い出させる」とiFixitは述べた。「しかし、iPad miniとiPod touchは実際には、異なる端末であることを忘れてはならない」(iFixit)
iPod touchとの最大の相違点の1つは、バッテリの取り付け方法である。iPad miniは「バッテリをコネクタで固定するという方法を、サイズの大きな『iPad』から継承しており、iPod touchのようにバッテリがはんだ付けされてはいない」とiFixitは指摘している。
しかしバッテリ自体は、同サイトを少し困惑させた。Appleはバッテリの仕様を16.3Whとしているが、分解によって発見されたバッテリは16.5Whか16.9Whである可能性を示している。しかし、実際の仕様が何であれ、サイズの大きなiPadよりはかなり小さい。第3世代iPadには43Wh、「iPad 2」には25Whのバッテリが搭載されていた。
その他に明らかになったこととしては、前回iPadを分解したときよりもガラスが取り外しやすいことなどがある。ただし、2つの隠れたネジによってディスプレイが固定されており、また、ディスプレイの下には、約16個のネジで固定された大きな金属板がある。
iPad miniにはステレオスピーカーが含まれていることも確認された。これは、スピーカーがまだモノラルであるRetina搭載iPadよりも優れている点の1つである。
iFixitは、iPad miniは「カメラ部分が素晴らしい」と述べている。ほとんどのハードウェアはiPad 2に近いが、iPad miniのカメラはRetina搭載iPadのものと同じである。
「A5」プロセッサが搭載され、RAMも最新iPod touchと同じで512Mバイトである。
iFixitは最終的な結論として、iPad miniの修理はかなり難しいとした。同端末の修理のしやすさは10段階評価で2と評価された(10が最も修理しやすいことを表す)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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