フェンリル、スマホユーザーのための連係機能を大幅強化した「Sleipnir」最新版

岩本有平 (編集部)2012年06月28日 11時30分

 フェンリルは6月28日、ウェブブラウザ「Sleipnir」の最新版となる「Sleipnir 3 for Windows(3.5)」および「Sleipnir 3 for Mac(3.5)」を公開した。それぞれ同社サイトからダウンロードできる。

 フェンリルでは、今回の最新版提供に際して、「スマートフォンユーザーのためのデスクトップ向けブラウザ」というコンセプトを新たに掲げた。同社ではスマートフォンユーザーの急増により、デスクトップとスマートフォンのブラウジング環境を連携させたいというニーズが高まっていると分析。そのための連係機能を強化したのが最新版の製品となる。

 デスクトップ上の指定の範囲のテキストや住所、電話番号などを、スマートフォン向けアプリ「Sleipnir Linker」(iOS版については現在申請中)を介してスマートフォンに送信できるようになった。また、エクステンション(拡張機能)やブックマークレットなどを使わず、Facebookへの投稿、DropboxやEvernoteへのファイル保存といった操作が可能になるよう、ウェブサービスの連携を強化した。

 それぞれサービスの利用には、フェンリルの無料IDサービス「Fenrir Pass ID」の取得が必要となる。

 さらに、Mac版同様にWindows版でもデフォルトのレンダリングエンジンにWebKitを採用。Google Chromeのエクステンションも利用できる用になった。

  • ブラウザのメニューからFacebookやTwitterなどへの投稿が可能になった

  • 連携用スマートフォンアプリ「Fenrir Linker」。PC版で指定したテキストや電話番号をスマートフォンに送ることができる

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