Appleは次世代「iPhone」に新しいタッチパネル技術を採用し軽量化を進めるかもしれないと、アジアで報じられている。
DigiTimesは情報筋の話として、「インセル型タッチパネル」の生産における「歩留まり率」が向上したことから、Appleは日本企業2社と組んだと報じている。
インセル型のマルチタッチ技術では、薄膜トランジスタ(TFT)液晶の製造プロセスにおいてタッチ機能が組み込まれ、ほかにセンサやガラスがいらなくなる。このため、デバイスの重量が減るといった利点がある。
この技術は台湾で開催されるディスプレイに関するカンファレンスで注目を集めることになりそうだ。インセル型のタッチパネルについては、AU Optronics(AUO)などの企業も熱心で、数年にわたって盛んに論じてきた。
DigiTimesは、日本の2社が第2四半期に生産を拡大させると報じている。また、Appleの新型iPhoneは2012年第3四半期に発売される見通しだという。
これが事実なら、一般的なグラスオングラス方式のタッチ技術を提供しているTPK HoldingsやWintekといった現行サプライヤーにとって、Appleによるインセル型タッチパネルの採用はマイナスの影響を及ぼすおそれがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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