日本マイクロソフトは3月27日、ブラウザ「Internet Explorer(IE)」の自動アップグレードを日本でも開始したと発表した。自動アップグレードによる配信を待たずに、最新のIEをダウンロードすることも可能だ。
IEの自動アップグレードは、1月から豪州とブラジルを皮切りに全世界で始まっており、それぞれのOSに対応したIEに順次置き換わっている。IE 6/7から、Windows XPの場合はIE 8に、Windows Vista/7の場合はIE 9に自動アップロードされる。
IE 9にはJavaScriptエンジン「Chakra」を搭載。IE 8と比べて、約18倍高速な処理が可能であるという。IE 8でも、Windows XP上ではIE 6の約7倍、IE 7の約5倍高速な処理が可能であるとしている。IE 8以降、ウェブ標準への対応を重視。IE 9からはHTML5への対応を強化したとしている。
Microsoftでは2011年から「Internet Explorer 6 Countdown」上で全世界のIE 6のシェアを公表してきた。北米や欧州ではIE 6のシェアが1%台、あるいは1%未満であるのに対し、2月末時点の日本でのシェアは6.1%であるという。
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