Appleのスマートフォン「iPhone 4S」はまだ店頭にさえ並んでいないが、ベンチマークがウェブ上に流出している。そのデータは、iPhone 4Sが「iPad 2」を除く大半の製品を圧倒していることを示唆している。
Anandtechが多数の情報源から入手したベンチマークデータによると、iPhone 4Sは、JavaScriptベンチマークで「Samsung Galaxy Tab 8.9」を除くすべてのデバイスを上回ったほか、Rightware BrowserMarkベンチマークでGalaxy Tab 8.9を含むすべての「Android」搭載デバイスを軽々と上回った。ただしAnandtechによると、iPad 2と比べた場合、プロセッサの整数演算処理性能と720p動画のフレームレート(1秒あたりのフレーム数)テストで、iPhone 4Sが下回っているという。
Anandtechはこうしたデータから、iPhone 4Sは、iPad 2と同じ1GHzの「A5」デュアルコアプロセッサではなく、800MHzのA5デュアルコアプロセッサを搭載すると考えている。また、ベンチマーク情報を提供したGeekbenchは、プロセッサの周波数を716MHzと記載している。
Appleは米国時間10月4日、カリフォルニア州クパチーノの本社で開催した特別イベントでiPhone 4Sを発表した。その際、同社はiPhone 4Sのデュアルコアプロセッサを高らかに宣伝したが、その詳細については言及を避けていた。とはいえAppleは、iPhone 4Sのプロセッサが「iPhone 4」に搭載されている「A4」プロセッサを大きく見劣りさせることになると言明していた。
そのことは、Anandtechが公開したデータに基づくなら、確からしくみえる。ほぼすべてのベンチマークで、iPhone 4Sの性能はiPhone 4から倍増した。
ただし、iPhone 4Sはまだ発売されておらず、これらベンチマークの有効性を証明する方法はないことには留意しておくべきだ。したがって、これらのデータは正確かもしれないが、現時点では割り引いて考えることが望ましいだろう。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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