ソフトウェア企業Microsoftが、同社Xbox Liveプラットフォーム上に構築可能なウェブベースの有料TVサービスを計画していると報じられている。
Microsoftが、20社以上ものコンテンツ企業に加えて、ComcastおよびVerizon Communicationsと話し合いをもっているとBloombergが報じている。プログラムの種類は、音楽、映画、スポーツ、テレビ番組などになる予定。
ブログDigidayは先週、「Xbox 360」ユーザーがケーブルTV事業者Comcastのサービスに加入し、同ゲーム機上で番組を視聴できるようにする契約をMicrosoftとComcastがまもなく締結する、と複数の情報筋の話として報じた。米CNETのブロガーであるDon Reisinger氏は、「Microsoftは、2011年6月に開催されたゲーム見本市E3で、同社のライブテレビサービスを発表した。同社は当時、同サービスについてほとんど詳細を明らかにしなかったが、同社のサービスにおいてテレビ放送事業者と提携するつもりだと述べていた」と記している。
ハリウッドの映画会社らはかなり以前からMicrosoftに対し、「Xbox Live」と人気の高い同社のゲーム機「Xbox」を、コンテンツ配信においてより大きな役割を果たすように利用するべきだと促してきた。Xbox Liveは、映画やテレビ番組のレンタルや購入サービスを既に提供している。
Bloombergによると、Microsoftは、Time WarnerのケーブルチャンネルHBO、Sony Picturesのストリーミングサービス「Crackle」、およびNBC UniversalのBravoネットワークともライセンス契約を締結する見込みであるという。
今回の動きによりMicrosoftは、オンライン動画配信においてNetflixが早々に得た大きなリードを切り崩すことを狙う一連の企業に加わることになる。Netflixは、価格の引き上げとDVD事業のスピンオフを決断したことから、多くの顧客がサービスを解約し、多くの投資家が株式を売却する事態になっている。
Microsoftは2011年秋に、同社のライブテレビサービスを提供開始する見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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