「Internet Explorer(IE)9.0.1」が米国時間6月14日にリリースされた。ドライブバイダウンロードを防ぐセキュリティ強化、および「About Internet Explorer」(日本語版では「バージョン情報」)の表示内容の改善がその内容だ。
このアップデートでIE9に見つかっていた7件の脆弱性が修正されるほか、Aboutウィンドウの利便性を少しだけアップさせる2件の改善が加えられた。
今回修正された7件の脆弱性はすべて、IE利用者を標的とした悪意のあるサイトに行くとリモートでコードを実行されるおそれがあるというもので、深刻度は「緊急」とされている。
「ツール」メニューからアクセスできるAboutウィンドウの変更は2点あり、まずはIEの更新バージョンに関する情報が掲載され、Microsoft技術情報の関連する記事へのリンクも追加された。また、IEのバージョンが明確に表示され、以前なら例えば「Internet Explorer 8」とだけ表示されていたところに、「9.0.1」というようにバージョン番号も追加された。これらは小さな変更だが、ユーザーによるブラウザ管理の向上には有益だ。残念ながら、Aboutウィンドウからブラウザのアップデートをチェックするという、IEになくてほかのブラウザにある機能については今回も対応がなかった。
このアップデートを発表したブログ投稿でMicrosoftは、自動アップデートが機能するので大半の人は自分から何かを操作をする必要はないと説明している。しかし、IEはほかのブラウザとアップデートの手順が異なる。IEを手動で強制的にアップデートする場合も、必ず「Windows Update」ユーティリティを経由する設定になっているからだ。IE 9.0.1にアップデートするには、コントロールパネルから「Windows Update」を選ぶ、あるいは「スタート」メニューから「すべてのプログラム」、「Windows Update」とクリックしてWindows Updateを実行する必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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