Appleが先週のWorldwide Developers Conference(WWDC)で行った発表はMobileMeという犠牲者を出したが、同社がMacに標準搭載しているソフトウェアの1つもどうやら絶体絶命の状況に追い込まれたようだ。
あるユーザーが、自分のサイトを構築し、それをホストしてもらうには他をあたるべきかを質問したところ、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏と思われる人物が、ウェブサイト構築ソフトウェア「iWeb」とそれに付随するホスティングサービスを終了する予定と述べたという。
この件に関してAppleに問い合わせたが即座の回答は得られていない。同氏からと思われる他のメール同様、Appleはこのメールについて、本当に同氏からのメールかどうかについてもコメントしていない。このメールのやりとりを掲載したMacRumorsは、メールのヘッダーから本物であると述べている。
iWebは、Macでウェブサイトを作る手段として2006年に「iLife」スイートに加えられたWYSIWYG形式のエディタ。デザインしたウェブページは、MobileMeアカウントを持っていればAppleのサーバに直接送信することができ、他のサーバへはFTPを使って送信することもできる。Appleは先週、MobileMeが2012年6月に終了することを発表していたが、iWebがともに終了することについては述べていなかった。
iWebは、他のiLifeスイートを構成するソフトウェアである「iPhoto」「iMovie」「Garageband」などに比べ、あまり注目されることがなく、大きなアップデートも2009年以来ない状態だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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