ジャストのOffice互換ソフト、発売日と価格が決定

 ジャストシステムは4月11日、法人向けのMicrosoft Office互換オフィス統合ソフト「JUST Office」「JUST Government」「JUST Police」の発売日と価格をそれぞれ発表し、受注を開始した。JUST Officeをはじめとする一連の新製品は、同社が1月12日に開発表明を行ったもの。発売日はいずれも6月9日となる。

 Microsoft Word文書(.doc)、Excel文書(.xls)、PowerPoint文書(.ppt)の作成と編集を前提として、新たに設計を行うことで、文書、機能、ユーザーインターフェース(UI)面でのより高い互換性の確保を目指した製品だ。Officeソフトにかかるトータルコストを抑制しつつ、現行のMicrosoft Office 2003ユーザーが容易に移行できる点を訴求する。

 民間企業向けの「JUST Office」は、表計算ソフト「JUST Calc」、プレゼンテーションソフト「JUST Slide」、ワープロソフト「JUST Note」といったOffice互換ソフトに、ライセンス管理ツール「JUST AppDesk」やエコ印刷ツール「JUST InkCutter」といった管理者向けツールを加えたもの。そのほか、日本語ワープロソフト「一太郎Pro」、日本語入力システム「ATOK Pro for Windows」、統合グラフィックソフト「花子2011」、インターネットメールソフト「Shuriken 2010 CE」、PDFソフト「JUST PDF 2 [作成・編集]」などが含まれる。

 税別価格は、ライセンス体系の「JL-Standard」「JL-Excellent」の場合、新規1ライセンスが2万1000円。旧製品ユーザー向けのアップグレード価格も用意されており、旧Officeパック、一太郎、花子、三四郎、Agreeシリーズの登録ユーザー向け特別価格が1万4000円。JUST Suiteシリーズ登録ユーザー向け優待価格が1万2000円。

 官公庁、自治体向けのJUST Governmentは、JUST Officeと同等の構成だが、一太郎Proに代わり、公用文ルールに則った正確な文書を効率的に作成できる入力支援機能や強化されたセキュリティ機能を搭載した日本語ワープロ「一太郎Government 6」が含まれている。また、専門用語変換辞書「公用文表記辞書 for ATOK」も収録している。税別価格は、「JL-Standard」「JL-Excellent」の場合、新規1ライセンスが2万4000円。アップグレード用の特別価格が1万8000円。優待価格が1万5000円。

 警察機関向けのJUST Policeは、花子2011に代わり、調書作成業務を正確かつ効率的に行える統合グラフィックソフト「花子Police 3」を搭載しており、その他の構成はJUST Governmentと同様となる。税別価格は、「JL-Standard」「JL-Excellent」の場合、新規1ライセンスが2万6000円。アップグレード用の特別価格が2万円。優待価格が1万8000円。

 ジャストシステムでは、日本語入力システムのATOK Pro for Windowsについては、単体での販売も行う。管理者向けに入力環境の統制や入力情報収集を行うための機能などが実装されており、税別価格は1ライセンス7000円。

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