Mozillaは「Firefox」ブラウザをアップデートし、 3件の深刻なセキュリティホールを修復した。
「Firefox 3.5.6」と「Firefox 3.0.16」は、いずれもメモリ破損の問題に対応した。「十分な労力を注げば、少なくともこれらの問題のいくつかを悪用して、任意のコードを実行することが可能だとわれわれは考えている」とセキュリティアドバイザリには書かれていた。
さらに、Firefox 3.5.6では、Oggフォーマットのメディアを再生するための技術に2件の深刻な脆弱性に対応した。1件は「liboggplay」メディアライブラリ、もう1件は「libtheora」動画ライブラリに関するものだ。
今回のパッチは、新版Firefoxに含まれる62件の修正の一部である。Firefoxは何十カ国語にも翻訳されており、複数のOS上で動作する。「OS/2」OSのユーザーは、Firefoxの全画面表示モードと印刷プレビューの問題が修正されたことを歓迎するはずだ。
「われわれは、全てのFirefoxユーザーがこの最新リリースにアップグレードすることを強く推奨する」とMozillaはブログ投稿の中で述べた。デフォルトの状態だと、Firefoxはアップデートを自動的にダウンロードし、その後、ユーザーに準備ができたら再起動するよう促す。アップデートは、「ソフトウェアの更新を確認」メニューオプションを通して入手することも可能だ。
Mozillaは2010年1月に「Firefox 3.0」のサポートを終了する計画である。一方、重要なアップデートである「Firefox 3.6」は、2009年中にリリースされる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」